マツクイ被害木の伐採処理/熊野神社

森林整備

2023.06.18(Sun)

自宅裏に熊野神社の森が広がっています。
数十年前はアカマツ林だったそうです。マツ材線虫病のまん延により現在ではコナラやシラカシなどの広葉樹が占める森になってます。
残っている数少ないアカマツも発病して、年々少しずつ枯れていきます。いずれなくなりますね。

写真は神社の敷地内にある広場とその上部斜面に広がる森。
広場では年配の方々がゲートボールに興じたり、親子がキャッチボールをしたり、時には町民の待避場所になったり…。
枯れたマツが目立ちます。(写真に写っていない枯れマツもあります)
見た目がよろしくありません。鎮守の森としてはいかがなものか。第一、広場側に倒れてきてはかなわないですよね。

ということで、伐採することに。
①は広場側に倒して、幹や太い枝(腕程度)は自宅へ持って行って薪にしました。その他の枝は軽トラに積んで森の奥に運んで処分しました。このときは息子が手伝ってくれたので順調にコトは進みました♡(2023.06.03 実施)


今回②を伐木整理しました。
①や③より細いし、幹や枝は周りに集積するのでチャッチャッと済ます予定でしたが…
まるまる午前中かかってしまいました Orz

原因は「かかり木」。
もちろん空いているところに倒しているのですが、マツは四方に太い枝を張るので周りの広葉樹にひっかかって地面まで倒れません。これが「かかり木」。
こうなると立体、三次元パズル。

このパズルを解くには知恵が必要なのはもちろんですが、人力だけでは無理で道具が要ります。
まず「チルホール」(500kgを引ける器具)で根元を斜面下方に引きました。少し動いただけでビクともしなくなりました。
チェーンソーで根元から1.2mほどで幹を切ります。いわゆる「元玉切り」です。宙ブラリンの状態に。
引っかかっている太い枝を外すよう方向を変えて幹を引いて、それが限界になると斜面下方に引いて、地面に近づいたところから幹や枝を切ります。また宙ブラリン…。

何度、方向を変えて引いて地面まで引きずり下ろして切ったことでしょう💦
切った幹や枝をさらに細切れにして集積して作業終了。


気温と湿度が高く🌡、まぁ~大変。全身汗まみれ。
標高30mの森林整備は厳しいです。暑さとの戦い。
仕事では標高300mの森林の中で伐木造材しています。
標高が高く、直射日光が当たらないの環境なので、仕事の方が快適なのですね。

③は後日、伐採整理する予定。
根元径50cm強、樹高20m程度の偏心木。素直に倒れてください(願)

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